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【ちょっとひと息】超多忙な米粉パン工房・店⻑って?

米粉パン店長
皆様、こんにちは。

 

本日も、グルテンフリー米粉パン工房「田んぼのパン工房  虹の穂」ホームページへお越しくださり、ありがとうございます。

 

4月も半ば、折り返しですね。

新生活が始まった方も多いかと思いますが、慣れてきましたか?

 

この時期独特の気候、寒暖差や慣れない生活・環境での疲れが出始めて、体調に表れる頃かもしれませんので、養生くださいね。

 

さて、今回は、

【ちょっとひと息】をテーマに、

全国で大人気のグルテンフリー米粉パン屋・「田んぼのパン工房     虹の穂」の店⻑(松下尚一)のパン製造以外の一面についてお話したいと思います。

 

SNS でも顔出しのない店⻑

 大分県に構えております店舗にお越しくださったことのある方は、おわかりになるかと思いますが、当店ホームページでは店⻑の姿として上記写真を掲載しておりますが、顔はわからない状態。

 

  • あんなに美味しい米粉パンを作る人って、どんな人?
  • 体格が良さげだけど、鍛えているの?

 

 本コラムでも顔出しは控えておりますが、

店⻑のことを⾝近に感じていただけるエピソードやこだわりの美味しい米粉パンができた背景を、過日の取材で教えていただきましたので、皆様へご紹介します。

 

 どうぞ、最後までお付き合いをお願いいたします。

 

 

前職は、警備会社で働いていました。

 

過 去 の 当 店 コ ラ ム 記 事においては、パン作りの修行を始めたところから書いておりますので、パン業界に⼊る前の店⻑は何をされていたのか、ずっとパン業界に携わっていたのか、と、疑問が沸いてきますね。

 

結論から申しますと、小見出しにあるとおり、パン業界に⼊る前は「警備会社」にて勤務されていたそうです。

 

パン業界でもなければ、料理界でもないところに、驚きです。

 

 では、なぜ、警備会社だったかと申しますと

 

「⾝体を鍛えることができる」仕事だったから、だそうです。

 

 店⻑は、実は、空⼿の有段者!

⾝体を鍛えることが大好きで、趣味。

 

体格が良いのも、納得ですね!

 

 ⾝体を鍛えること、警備会社、米粉パン

 

まったく接点や共通点がないにもかかわらず、取材をさせていただいたとき、虹の穂のこだわりについて、とても詳しく、そしてわかりやすくお話してくださいました。

 

お米や米粉についてだけではなく、虹の穂が使っている調味料ひとつひとつの役割まで。

 ※ 調 味 料 の こ だ わ り に つ い て は 、 過 去 記 事 をご覧ください。

 

 

 

米粉パン材料

 

 

 

プロとして、店⻑として、米粉パンに携わる者として、必要な知識や情報を得ておくこと、そして常にアップデートしていくことは必要です。

わかりやすく説明できるのは、しっかりと落とし込み、自分のものとして習得しているからですね。

 

インプットすることも大事ですが、アウトプットも大事。

 

アウトプットは、インプットの5倍することでモノにできる、と言われています。

小⻨のパン屋での厳しい修行がインプットだとすると、米粉パンの何千回という試作・研究はアウトプットになります。

 

鍛え続けてきた⾝体だったからこそ、辛い修行を乗り越えることができました。空⼿をしていたからこそ、ここ一番の集中力が凄まじいです。

 

共通点がないようで、実はありましたね。

 

 

元々、料理や作ることが好きだった。

 

「何か作ること」が、小さな頃から好きだったという店⻑。

 

5〜6歳くらいの小さな頃には、記憶と想像で、ブロックでダンプや飛行機などを作っていたそうです!

これには、驚き!

 

 「後ろはこんな風に開くんだろうな」

 

「羽はこんな風に動くんだろうな」

  

そして、料理で興味の沸いたものについて調べてみることも趣味のひとつで、たとえば、全国の郷土料理について調べたこともあるのだそうです。

そこからイメージを膨らませて、米粉パン新商品の案のヒントにしていることもあります。

 

小さな頃からの豊かな想像力と興味の強さがしっかりと活かされていますね。

 

また、味わいへの追求は、店⻑のお父様である松下一司会⻑の子育てが活きていました。

松下会⻑は、店⻑がまだ小さな頃から、色々なお店に一緒に連れていき、本物の料理を体験させていたそうです。

ですが、その料理を体験する・味わうだけではないのが「松下流」!!

 

 食事の感想は、ただ「美味しい」のではなく、

・何が美味しいのか

・どんな風に美味しいのか

を、考えさせます。

  

たとえば、北海道のお寿司と金沢のお寿司の味の違い、など。

地域が違えば、同じお寿司でも味が違うのは当然なので、そこで「違い」をわかるようにする。

 

筆者は、食べ比べをしたことがありません

北海道も金沢も、新鮮なお魚が美味しい地域!美味しいに間違いはないのですが、そこで「違いのわかる女」であれば、かっこいいですね。

  

当時は、米粉パン屋をやるとは思っていなかったけれども、「何が美味しいのか、そのお店の素晴らしいところをしっかりと話せる」教育は、今にしっかりと活きている、

と、松下会⻑は言います。

 

 米粉パン工房を開くに当たっては、虹の穂独自に試作・研究を繰り返してきました。

 

同時に、全国の米粉パンを取り寄せて食べたうえで、食感や味わいの違いをしっかりと感じ取る、ということもしてきました。

 

 結果、店⻑の想像力・興味・舌(味)の経験値が、ただ単に「米粉パンを提供する」虹の穂にとどまらず、調味料などの足し算・引き算・掛け算により「グルテンフリー=美味しい」をとことん追求する、グルテンフリーパン工房となったのです。

 

米粉パン

 

余談ですが、

小さな頃の店⻑は、父である松下会⻑からの「何が美味しいのか?」の問いに困ったときは、逆に「何が美味しいの?」と聞き返していたそうです。

 

 

店⻑の将来の夢は

 

「グルテンフリー=美味しい」という味わいを、とことん追求し、日々、多忙な中でも研究・試作を繰り返している店⻑。

 

店⻑がまだ子供だった頃の経験が「今の虹の穂」にしっかりと活かされていますね。

 

ふと、店⻑が子どもの頃の「将来の夢」が気になり、尋ねてみました。

  

すると、忍者!!

とのお返事をいただきました。

  

⾝体を鍛えることが好きなのも、忍者になるため。

目標に近づくためには、何をすべきか、が、小さいうちからわかっているなんて!!

  

そして、「田んぼのパン工房     虹の穂」が目指すのは、

 

 グルテンフリー=美味しい

という味わい。

 

小⻨アレルギー等により、小⻨を摂取できない、グルテンフリーの生活がどれだけ難しいか、は店⻑ご自⾝がよくわかっています。

 

だからこそ、みんなが喜ぶものを作るよう、日々研究続けています。

 

 ここ数年で、米粉及び米粉パンの技術を格段に上がりました。

が、しかし、同時に「コンタミネーション(アレルゲン等異物混⼊)」等の問題は、解決に至っていません。

 

 技術革新と問題解決は、同時進行でなければならない。

 

これは、虹の穂が常に頭に置いている課題です。

 

味わい、食感に妥協しない。

 

きっと、いつか、忍者のように、多くの知識と高度な技術で、今以上に小⻨に負けず劣らず、なグルテンフリーの米粉パンが世に出ることでしょう。