グルテンフリーから始める美容法
今回は、ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして活躍しているエリカ・アンギャルさんもお勧めするグルテンフリー生活について、お話したいと思います。
エリカ・アンギャルさんは、2004年から8年間ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして、知花くららさんや森理世さんをはじめ、世界一の美女を目指すファイナリストたちに「美しくなる食生活」をアドバイスしてこられました。
世界一の美女らも実践する「グルテンフリー」に、興味をも持たれている方も多いのではないでしょうか。
美容について興味がある方は一度、この記事を最後まで読んでいただけるとお役に立つ事があるかもしれません。
目次
1 エリカ・アンギャルが提唱するのはグルテンフリー食
彼女が日本に来た20年以上前の日本人女性は、単にカロリー制限をする事に一生懸命だったと言っています。
でも実際はカロリー制限をしたところで不健康になり、本当に美しい姿とは言えないことがあります。
世界一の美女たちも実践するグルテンフリーによって本当の美容を極めることができるのです。
2 なぜグルテンは美容に大敵なのか
では、なぜグルテンは美容にとって大敵なのでしょうか。
グルテンは小麦製品に含まれていて、大変身近な食材です。
2-1 グルテンによる腸内環境の悪化
それは腸内環境を悪化させるからです。
こちらの記事でもお話しした通り、グルテンは分解することが難しく腸の粘膜をボロボロにします。
それによって様々なアレルギー反応を起こしたり、原因不明の不定愁訴を起こしたりすることがあります。(もちろん、すべての人に当てはまるわけではありません。)
腸の粘膜がボロボロになるという事は、肌にも悪い影響が出ます。
よくグルテンフリーをすると、肌がきれいになった・肌つやが良くなった・吹き出物やニキビが良くなったと言う声を聞きます。
2-2 グルテンが含まれる食べ物は
グルテンは小麦、大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質のことをいいます。
私達は、パンや麺類、ケーキなど多くの食品からグルテンをとり入れています。
毎日食べていることで、気が付かないうちに腸内環境を荒らしてしまっています。
3 痩せたければパンをやめてみよう
ダイエットは女性の永遠のテーマかもしれませんが、実際はむくみによって太って見えてしまっていることもあります。
グルテンフリーを行うことで、むくみもなくなるので翌朝の顔のスッキリ感も全然違います。
毎日小麦製品を食べている人は気が付かないかもしれませんが、1か月小麦製品をやめてみると、慢性的なむくみがとれてびっくりされる方もおられます。
もちろんグルテンによるむくみは、顔だけじゃなくて体型にも現れる方もいます。
他にもパン食を止めて米食(和食)にしたら痩せたと言う人もいます。
特にパンはお腹周りに脂肪をつけやすいことがわかっています。(小麦は食べるな! ウイリアム・デイビス著より)
もちろんそれだけが原因ではなく米食(和食)にすることで、他のビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養バランスが整ったということも考えられます。
パン食の方はパンと牛乳、もしくはたっぷりのバターやたっぷりのジャムを塗って食べることが考えられますよね。菓子パンの場合、かなりの砂糖の量を摂取していると予想がつきます。
では、お米にするとどうでしょうか。
お味噌汁やお魚(お肉)、発酵食品の納豆やお漬物などを食べる機会も増え、腸内環境も良くなり、栄養バランスも良くなるというメリットもあるのではないでしょうか。
さらに市販のパンにはマーガリンなどのトランス脂肪酸も多く含まれていることから、痩せにくくなります。なぜならば、油の質によって、体質(炎症)も変わってくるからです。
炎症体質と肥満には相関関係があることがわかっています。
長くなってしまうので、油の話はまたどこかでお話ししたいと思います。
4 高い化粧水より、まずはグルテンフリー
ミス・ユニバースを指導したエリカ・アンギャルさんの書籍でも書いてある通り、グルテンフリーで得られる恩恵はとても素晴らしいものであると思います。
化粧水や美容液に高額なお金を使っている方は、グルテンフリーでしたらコストは掛からず今すぐ出来ますので、ぜひお試しください。
エリカ・アンギャルさんは「何を食べるかでなく、何を食べないことの方が重要である」と言っています。まさにその通りだと思います。
もちろん睡眠時間、自律神経を整えるリラックス習慣なども美容には大変重要です。
しかし現代はストレス社会でもありますし、仕事や子育てなど多忙で理想的な睡眠時間も中々取れない方も多いのではないでしょうか。
そんな方でも、まずはグルテンフリーの食生活を、美容のために出来るはじめの1歩としてやってみることもお勧めです。
美容についていろいろ試しているあなたのお役に立てましたら幸いです。
【参考文献】
グルテンフリーダイエット エリカ・アンギャル (著)
ジョコビッチの生まれ変わる食事 ノバク・ジョコビッチ (著)