【本格的な春が来る前に】今こそ意識して取り入れよう!
皆様、こんにちは。
本日も、グルテンフリー米粉パン工房「田んぼのパン工房 虹の穂」コラムへお越しくださり、ありがとうございます。
もうすぐ春がやってきますね。
2月3日に節分、翌4日に立春を迎えると、暦の上では春。
暖かくなり、活動的に動きたくなる季節ですね。
出会いと別れの季節。
新しい環境となる方もいらっしゃると思います。
うきうきワクワク、ついつい舞い上がってしまいそうですが、舞い上がるのは気分だけではなく、花粉や⻩砂も舞い上がる時期です。
花粉症の方やアレルギー持ちの方は、とっても辛い季節でもありますね。
春は、冬に体内へため込んでいたものが体外へ排出されやすいため、花粉症などの諸症状がとっても起こりやすいのです。
そこで、本日は、本格的な春がやってくる前の「今」、取り入れていただきたいことについてお話していきたいと思います。
寒さ厳しい時期にできること
冬至を迎えて、少しずつ太陽の力が強くなったり、夜明けがこれまでより早くなったり、日没も少しずつ⻑くなってきたりしていますが、日照時間がまだまだ少ない状態は3月半ばまで続きます。
日照時間が少ないと、「冬バテ」と呼ばれる心身の不調に陥りやすく、過去のコラム(【意思のある腸】脳か、腸か。 – グルテンフリー米粉パンのお店|田んぼのパン工房 虹の穂 (tanbonopan-nijinoho.com))で少し触れた“しあわせホルモン”と呼ばれる「セロトニン」の分泌も少なくなってしまいます。
日照不足からの不調には、「ビタミン D」を補うのが一番!
ビタミン D は、イワシやシラスなどの小魚やきのこ類に多く含まれています。きのこの中でも、きくらげはビタミン D 含有量が特に多く、生よりも乾物の方が栄養価が高くなるし、旨味も凝縮されていてお勧めです。
ビタミン D は、油と一緒にとると吸収が良くなりますので、良質な油とともに召し上がってみてくださいね。
また、朝日をしっかりと浴び、スクワットやラジオ体操など室内でもできる軽い運動を取り入れると「冬バテ」の症状も軽くなってきます。
1月は新年を迎え、ついつい意気込みがちですが、無理のないゆっくり範囲で、自然のペースに合わせて進んでいくと、心身に無理をかけずに日々を送りましょう。
立春を迎えたからと言って、油断するなかれ
2月4日に立春を迎え、暦の上では「春」を迎えながらも、前項でふれたとおり、まだまだ寒い時期は続きます。
1月と違って注意したいことは、一日の寒暖差や気圧の変化が激しくなる、ということです。
朝はとっても冷え込むけど、日中はコートがいらないほど暖かくなりますね。
この大きな変化も、心身の体調に影響を与えてしまいます。
なので、食生活を送るうえで、「糖質」の摂り方に気を付けたい時期でもあります。
甘いものやジャンクフードなどを摂り過ぎると「腎臓」が疲れる、と言われていますが、腎臓の疲労は血糖値の急上昇を招いたり、原因不明の焦りや不安感、イライラなどといった「うつ」のような症状を引き起こしたりしてしまうこともあります。
そんなときは、過去、当店のコラムで書かせていただいた下記記事をご覧ください。
- 「昔ながらの和食はなぜ腸内環境によいのか」(昔ながらの和食はなぜ腸内環境によいのか – グルテンフ リー米粉パンのお店|田んぼのパン工房 虹の穂 (tanbonopan-nijinoho.com))
- 「細胞が元気になる食事」(細胞が元気になる食事 – グルテンフリー米粉パンのお店|田んぼのパン工房 虹の穂 (tanbonopan-nijinoho.com)
糖質の摂り方に気を付けたい時期ではあるのですが、むやみやたらに「糖質制限」をすることは危険が伴います。
砂糖や油脂類がたくさん使われている甘いものを避け、芋類や穀類から糖質を摂ることが大切です。お菓子の代わりに、季節の果物やドライフルーツもお勧めですね。
そして、よく噛むこと。
よく噛むことは、急激に血糖値が上がるのを防いだり、ストレスを発散させたり、消化を助けて栄養の吸収率を上げたりします。
「ながら食い」や「早食い」は控え、身体を温める食品を引き続き摂ると身体への負担が軽くなります。
当店・虹の穂の看板メニュー【グルテンフリー米粉カンパーニュ】は、健康素材である玄米粉を使い、もちもちながらもしっかりと噛みごたえのある仕上がりとなっている米粉パンです。
【グルテンフリー米粉パン・ジャパン】もしっかりと噛むことのできる米粉パンですね。
「7大アレルゲン不使用」にもかかわらず、風味豊かに仕上げていますので、噛むほどに味わいが深まります。
「和食」をベースに、米粉パンというお楽しみも取り入れ、ストレスを緩和させて、本格的な春を迎える準備をしていきましょう。
春野菜をうまく取り入れる
花粉症や季節性のアレルギー症状が出やすいこの時期。
ビタミン系やたんぱく質を摂ることも大事ですが、春はデトックスの時期ですので、冬にため込んでしまったものが体外に出てきている、と考えることもできます。
とっても敏感な方は、少しの気候の変化や花粉飛散で反応することがありますが、ちょっとご自分の日常生活を振り返ってみませんか?
この冬は、甘いものを食べ過ぎていなかったか?
運動をほとんどしなかったか?
甘いものは食べていないけど、揚げ物やジャンクフードなど加工品が多くなかったか?
睡眠・休養はしっかりと取れていたか?
等、冬の生活を振り返ることで思い当たる節がありませんか?
春が来る前に、「冬土用」がありますね。
冬土用は、春に備えるための準備期間。この期間中に、心身を整えることで「次の季節の過ごし方が変わる」とお話させていただいたことがありますが、花粉症やアレルギー症状はまさにそれまで体内にため込まれたものを「出したい!」という、身体のデトックス症状なのです。
もちろん、その年の花粉の飛散数も影響しますが、それよりも「過ごし方」で大きく変わります。
こちらのコラム( アレルギーと腸内環境 – グルテンフリー米粉パンのお店|田んぼのパン工房 虹の穂 (tanbonopan-nijinoho.com))で書かせていただいていますが、「腸内環境」を整えることが、諸症状を抑えるために一番の近道なのです。
また、2月に入ると出始める春野菜は、「身体のデトックス」に最適です。
蕗の薹やよもぎ、菜の花など、春野菜に含まれる苦味は、「不要なもの」を排出してくれる役割があります。
子どもは体内にたまるようなものはないので、春野菜や苦味のあるものが苦手。
対して、大人は、苦味のあるものが好きな方も多いですね。
苦味のあるものを好むほど、デトックスしたいものがたまっているのかもしれません…
最後に
次の冬は、前項のことを意識してみましょう。
すると、その次の春の過ごし方やアレルギー症状がちょっと違うかもしれません。
薬を飲用するわけではありませんので、コツコツと続けることが大事になりますが、この「コツコツ」が腸内環境改善、アレルギー症状改善に繋がります。
季節の変わり目こそ気を付けたいとき。
春野菜や当店のグルテンフリー米粉パンをうまく取り入れて、楽しく過ごしましょうね!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに★
【参考文献】
・『心がバテない食薬習慣』
/大久保 愛(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン)